テストの点数には表れない「見えない力」の育ち方 〜長崎・諫早の英語教室で見つけた、小さな変化〜
2026.10.20
英語のレッスンをしていると、テストの点数や英検の合否では測れない変化に出会うことがあります。
長崎・諫早で小さな英語教室「narynglish」を営む私が、最近とくに心に残った3つのエピソードをご紹介します。
1.「間違うくらいなら書かない」から「書いてみる」へ
ある中高生のテストを見ると、解答用紙に空欄がたくさんありました。
分からないというより、「間違っていたら嫌だから、書かない」という気持ちもあるようでした。
そこで話したのが、「無答」と「誤答」の違いです。
- 何も書かずに出すのが「無答」
- 考えて書いたけれど、間違っていたのが「誤答」
どちらも正解ではありません。でも、こう聞いてみました。
「どっちの方が、”ここまで考えました”って伝わると思う?」
そんな話をしてから、少しずつ解答用紙の空欄が減ってきました。点数が一気に何十点も上がったわけではありません。
それでも、「間違うくらいなら書かない」から、「間違うかもしれないけど、書いてみる」へ。
こういう変化は、テストの点数にはなかなか表れません。けれど私は、この小さな変化も、英語を学ぶ中で育っている大切な力だと思っています。
2. 自分で「選ぶ」ことが、やってみる力になる
「学校の宿題、家ではなかなかできないんです」
そんな話を聞くことがあります。でも、レッスンで出した課題には、意外とすっと取り組めることもあります。
その違いはなんだろう、と考えてみました。
夏期講習のようなマンツーマンのレッスンでは、一人の「今」をいつもよりじっくり見ながら、次に取り組むことを一緒に考えています。そして、ときどきこう聞きます。
「これとこれなら、どっちやってみる?」
ほんの小さな選択です。でも、誰かに「これをやりなさい」と決められるのと、「これならできそう」「こっちをやってみようかな」と自分で決めるのとでは、少し違う気がしています。
もちろん、いつでも自分で決められるわけではありません。選んだからといって、全部できるわけでもありません。それでも、自分で選んで、やってみる。その経験を少しずつ積み重ねてほしいと思っています。
3. 教室の外の成長を、保護者の方と一緒に見つける
英語のレッスンで私が見ているのは、その子のほんの一部分です。
だからこそ、保護者の方から、学校のこと、部活動のこと、家での様子を教えていただけることがあります。試合の結果を報告してくださったり、レースの動画や写真を送ってくださったり。教室の外でがんばっている姿を見せていただけることが、私はとても嬉しいです。
先日も、ある保護者の方から「試合の顔も少し変わってきました」「笑顔も出てきました」と教えていただきました。英語の教室では見ることのできない、レッスン生の表情。それを知れたことも嬉しかったのですが、「少しずつ、変わってきましたね」と、その成長を保護者の方と一緒に見つけられたことが、何より嬉しかったんです。
子どもの成長は、教室だけで完結するものではありません。ご家庭で見える姿と、私がレッスンで見ている姿。その両方を持ち寄りながら、「こんなところ、成長したね」と同じ目線で喜べる存在でありたいと思っています。
Good things take time.
英語ができるようになることは、もちろん大切です。
でも、その過程で「やってみよう」と思えるようになったり、自分で考えて動けるようになったり、失敗してもまた前を向けるようになったり。そんな「見えない力」も、英語の学びの中で一緒に育っていきます。
結果になるまでには、時間がかかります。だからこそ、その途中にある小さな変化を見逃さずに、保護者の皆さんと一緒に見つけていきたい。
これからも、その成長を一緒に見守らせてください。
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