narynglishの教育観
2026.10.07
英語を通して「自分で学べる人」を育てたい
英語を学ぶことは、単語や文法を覚えたり、試験に合格したりすることだけではありません。
自分の知らなかった世界に出会うこと。誰かの考えに触れること。自分の思いを、自分の言葉で伝えてみること。
そして、うまくいかなくても、もう一度考え、試してみること。
narynglishでは、英語力を伸ばすことに責任を持ちながら、その学びの過程で、自分で考え、選び、学び続ける力を育てたいと考えています。
ここでは、2026年10月現在、私が大切にしている10の教育観をご紹介します。
01|英語を教える。その先に「自分で学べる人」を育てたい
narynglishは英語教室です。だからこそ、英語力を伸ばすことには責任を持ちたいと思っています。
ただ、私が育てたいのは、英検の級が高い人や、流暢に英語を話せる人だけではありません。
自分の「知りたい」「伝えたい」「やってみたい」を持ち、それを実現するために、今ある英語を使い、足りないものを自分で学びながら前に進める人です。
わからないことに粘り強く向き合う。自分で調べる。考える。そして、自分の思いや考えを、自分の言葉で表現する。
英語を学ぶ過程そのものが、そうした力を育てる機会になってほしいと願っています。
02|まだ知らない世界への「入口」をつくりたい
私が教室で提供したいのは、英語の知識だけではありません。
新しいことを学ぶ機会。人や世界に出会う機会。挑戦する機会。自分の考えを伝える機会。そして、失敗して、もう一度試す機会です。
例えば、海外の子どもたちとの交流。
交流したからといって、必ず海外に興味を持たなければならないわけではありません。英検に合格したからといって、必ず次の級を目指さなければならないわけでもありません。
その経験をどう受け止め、次に何をしたいと思うかは、一人ひとり違っていいのです。
でも、「こんな世界があるんだ」「これ、面白いかも」「私にもできるかもしれない」と思える入口は、つくることができます。
すべてを教えて目的地まで連れていくのではなく、まだ知らない世界への入口をつくる人でもありたい。
英語は、その入口を増やしてくれる道具だと思っています。
03|安心して間違える。でも、考えることには妥協しない
narynglishでは、間違えることを恐れてほしくありません。
「わからない」と言えること。うまく話せなくても、もう一度挑戦できること。そんな安心感を大切にしています。
ただし、「間違ってもいい」は、「考えなくてもいい」という意味ではありません。
わからなくても、今の自分なら何が言えるだろう。一語だけでもいい。ジェスチャーでもいい。辞書を使っても、誰かの表現を参考にしてもいい。
まずは自分で考え、試してみる。そして、うまくいかなければ、もう一度やってみる。
私は、「わからない」が「わかった!」に変わる瞬間が大好きです。でも、その間にある、もどかしい時間も大切にしたいと思っています。
すぐに答えが出なくてもいい。途中までしかできなくてもいい。
うまくいかない時間も含めて、学ぶことを楽しめる教室。
間違えることには寛容に。考えること、試すことには妥協しない。
そんな学びの場をつくりたいと考えています。

04|教師は、答えを説明するだけの人ではない
高校教師として20年以上、「わかりやすく教えること」を大切にしてきました。もちろん、必要なことを的確に説明するのは、教師の大切な仕事です。
一方で、教師がすぐに説明することで、学習者が自分で考えたり、試したり、気づいたりする機会を奪ってしまうこともあります。
だから今は、説明する前に、少し待ってみることも大切にしています。
お手本を見る。違いに気づく。自分で試す。フィードバックを受ける。そして、もう一度挑戦する。
その過程で、学習者自身が少しずつ英語を獲得していくことを支えたいのです。
教師の役割は、答えを教えることだけではありません。
どこでつまずいているのかを見極め、どのような経験や支援が必要なのかを考え、学びを設計すること。
「わかりやすく説明する力」と「自分で気づける学びをつくる力」。
その両方を磨き続けたいと思っています。
05|本人の「やりたい」と、教師の専門的な判断を大切にする
学習者を中心にしたレッスンとは、本人の希望をそのまますべて受け入れることではないと思っています。
例えば、「長文が読めないので、問題の解き方を教えてほしい」という相談があったとします。でも、実際に英文を読んでもらうと、解き方よりも語彙の不足が原因になっていることがあります。
そんなとき、ただ「単語を覚えなさい」と伝えるだけでは、なかなか学びにつながりません。
語彙を学ぶ。英文を読む。以前より読みやすくなったことを実感する。
その経験を通して、「単語を知っていると、こんなに読めるんだ」と本人が気づけるようにしたいのです。
本人の目標と、教師だからこそ見える課題。
その両方を大切にしながら、必要な学びを一緒につくっていきます。
最初は教師が支え、少しずつ学びの主導権を本人に返していくことを目指しています。
06|読むことは、世界を広げることにつながる
小学生のうちから、英語を読む力を育てたいと思っています。
でも、それは単に、中学校の英語で困らないようにするためではありません。
自分で英語を読み、意味を理解し、そこから「もっと知りたい」を広げられるようになるためです。
その土台として、英語の音と文字を結びつけるフォニックスや、さまざまな英文を読む経験、聞いて理解する活動などを大切にしています。
読んで、わかる。
そこから疑問が生まれ、調べ、自分なりに考え、誰かに伝えてみる。
読むことは、コミュニケーションの準備であると同時に、新しい学びの始まりでもあります。
読む力と話す力を別々に育てるのではなく、お互いにつながる学びをつくりたいと考えています。
07|自分の思いや考えを、自分の言葉で伝えてほしい
英語を学んでいても、「自分のことを英語で話すのは難しい」と感じる人は少なくありません。
私は、たとえ文法や表現が完璧でなくても、自分の思いを伝えようとする姿勢を大切にしたいと思っています。
もちろん、正確さも大切です。英検や入試で求められる力も、必要に応じてしっかり育てます。
ただ、試験のための英語と、誰かに伝えるための英語を、別々のものにはしたくありません。
話したことを文章にしてみる。読んだ内容を要約する。知ったことについて自分の意見を述べる。
そうした活動は、英語を使う力を育てると同時に、英検や受験にもつながっていきます。
教材は英検でも、教育はnarynglishでありたい。
資格取得を目指すときも、その先にある「英語を使える自分」につながる学びを大切にします。

08|必要な英語力は、一人ひとり違っていい
英語を学ぶ目的は、人によって違います。
海外の人と話したい人。英語の本を読みたい人。仕事で英語を使いたい人。英検や大学受験に挑戦したい人。
だから、すべての人が、同じ順番で、同じ力を、同じ程度まで伸ばす必要はないと考えています。
ただし、特に子どもたちは、これからどんな英語が必要になるのか、まだわからないこともあります。
だからこそ、教師が新しい選択肢を示すことも大切です。
「今は興味がない」と思っていることも、経験してみたら面白いかもしれない。
本人の意思だけでも、教師の価値観だけでもない。
一人ひとりの今を大切にしながら、未来の可能性も狭めない。
そんな学びを目指しています。
09|学校英語も大切に。でも、学校の進度だけを軸にしない
学校で学ぶ英語には、大切な役割があります。
学校で身につけた語彙や文法が、教室での会話や読書に生きることもありますし、narynglishで経験したことが、学校での学びにつながることもあります。
だから、学校英語を否定する必要はありません。
一方で、学校の教科書や進度だけを基準にして、教室の学びを組み立てたいとも思っていません。
自分で読み、聞き、意味をつかむ。考える。調べる。試す。誰かと関わり、自分の言葉で表現する。
こうした力は、学年が上がっても、学校を卒業しても、学び続けるための土台になります。
学校での学習ともつながりながら、学校のカリキュラムが変わっても残る力を育てたいと考えています。
10|英検や受験など、切実な目標にも伴走したい
中学生、高校生になると、英検、定期テスト、長文読解、大学受験など、具体的で切実な目標が生まれます。
そうした目標を、「narynglishはコミュニケーションを大切にする教室だから」と切り離すつもりはありません。
本人が実現したいことなら、必要な英語力を一緒に育てたいと思っています。
ただし、すべてのレッスンを試験対策中心にする必要もありません。
通常のグループレッスンでは、英語を使って理解し、考え、伝える学びを大切にする。
一方、個別レッスンでは、学習者の目標や課題、必要な時期に応じて内容を組み立てる。
そうした役割を持たせながら、一人ひとりに必要な支援を考えています。
試験に合格することも、大切な成果の一つです。
でも、そこで学びが終わるのではなく、その経験が次の挑戦につながってほしいと願っています。
最後に|英語を使って、自分の世界を広げてほしい
narynglishは、英語を教えてもらうだけの場所ではありません。
英語を使って、新しい世界に出会い、自分の可能性を広げる機会に出会う場所でありたいと思っています。
学ぶ。読む。聞く。考える。調べる。出会う。試す。間違える。そして、もう一度やってみる。
教師は、そのための機会をつくり、一人ひとりをよく見て、必要な支援を考えます。
そして、いつか教師の手を離れても、自分で学び、自分で選び、自分のやりたいことに英語を使える人になってほしい。
その願いを持って、私自身も学び続けていきたいと思います。
2026年10月現在の教育観としてまとめました。これからも学びや実践を通して、考えを深め、更新していきます。
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